四柱推命占い鑑定のノウハウ

【四柱推命の基礎知識】
ここでは四柱の宿命星や宿命星の組み合わせの「分析結果」を重点に説明しようとしていますが、真に四柱推命を鑑定するのは、あなた自身の知識いかんにかかっています。

『木をみて森をみず、森をみて山をみず』(※大局を観る)といいます。もちろん分析も大変重要ですが、各宿命星、四柱各柱の分析のみに、こだわらず、全体的に山をみて、森をみて、木をみることが大事です。

そこで、これを用いて総合的に診断する場合の判断の基本となる点を説明します。
1 まず、命式を作ろう
「四柱推命」とは、生まれた年、月、日、時の4つの柱から人の宿命を推しはかろうという占いです。

東洋占星術の一つで中国が発祥の地です。

日本には江戸時代中期に伝わってきました。

この「四柱推命」は「難解すぎてわからない」という理由からあまり広まりを見ないまま今日に至っております。

事実、「四柱推命」を学ぼうとすると、十干、十二支の文字が平素なじみのない文字だけに、どれがどうだかごっちゃになって、しまいには投げ出す人が多いのです。

四柱推命は命式さえ自分で出来るようになれば、あとは自ずから興味がわいてくるのです。

この命式を理屈はどうあれ、論より実践で学ぼうではありませんか。

 そうすれば、鑑定の基礎は大丈夫です!!!

鑑定ケース1 占い好子さん 女命 昭和63年 1月15日15時15分生まれの場合

 これから四柱推命の鑑定方法をわかりやすく説明します。

この図表が四柱推命の鑑定を行う上で重要な「命式」と呼ばれるものです。















●節入り日時について
命式作成上、注意することが一つあります。

四柱推命では2月の節入り日である立春から次の節分までを一年としています。一ヶ月は、その月の節入り日時から翌月の節入り日時前までになります。

例えば、1947年(昭和22年)3月の節入り日は3月6日19時8分となっています。従って、3月1日から3月6日19時7分までに生まれた方は2月の干支になります。
●占い好子さんの四柱の干支(「えと」と読む。又は、「かんし」と読む。天干地支=「てんかんちし」とも言う)を調べる
 それでは、暦を見ましょう。


    占い好子さんの年の干支は丁卯
    占い好子さんの月の干支は癸丑
    占い好子さんの日の干支は己巳

   これがいわゆる四柱推命占いの三柱の元となる干支です。
   残る一つの柱は生まれた時間の干支です。
   さて、時間の干支を調べる前に、命式を作るうえで重要なことがあります。

   それは、占い好子さんの生まれ日の干支です。
   己を日柱天干といいます。日干ともいいます。または生日天干といいます。
   巳を日支といいます。または日柱地支といいます。生日地支ともいいます。
   この日柱天干である
   己こそ、占い好子さん自身をさす大事な星ですから、よく覚えておいてくだ    さい。







●蔵干を求める

次に地支に含まれる蔵干を求めます。

蔵干とは、その月の太陽のエネルギーを含む干の事です。

生まれた日が月の節入りから何日目にあたるか、いわゆる日数の深さ浅さを調べます。

その計算式は次の通りです。
(1)、その月の節入り日の前に生まれた人は、前の月の節入り日までの日数を数えます。
(2)、その月の節入り日後に生まれた人は、その月の節入り日までの日数を数えます。

占い好子さんは(2)の方です。
計算式は次の通り。

日数が計算出来ましたので、月律分野蔵干表で見ます。
四柱それぞれの地支と、先ほどの計算した日数の交錯したところが答えです。

●運命星(通変星)の記入

さて、天干、地支、蔵干が揃いましたので、次はいよいよ、これらに基づき、占い好子さんの運命星を求めます。

運命星は、日干(日柱天干)を元にして、日干と四柱それぞれの干との関係により「通変星早見表」で求めます。

●十二運星早見表



あなたの日干は己
あなたの年の地支は卯
よって、あなたの年の十二運星は休

あなたの日干は己
あなたの月の地支は丑
よって、あなたの月の十二運星は暮です。
以上で命式は完成です。




2、命式図の意味を知ろう



年柱(D)で、初年運や生涯運を見ます。
月柱(E)で、青年運や中年運を見ます。
時柱(G)で、晩年運を見ます。




年柱(D)で、初年運や生涯運を見ます。
月柱(E)で、青年運や中年運を見ます。
時柱(G)で、晩年運を見ます。
(D)で祖先や両親を見ます。
月柱(E)で両親や兄弟を見ます。
日柱(F)は、本人自身や配偶者を見ます。
時には、中年運や性格などを見る場合もあります。
時柱(G)で子供や子孫を見ます

Aは、日柱天干といい、これを元に各柱の通変星や十二運星を見ます。
ですから、一番重要な星で本人自身ともいえます。

Aは、日柱天干といい、これを元に各柱の通変星や十二運星を見ます。
ですから、一番重要な星で本人自身ともいえます。
Bの通変星を「月支元命」(げっしげんめい)といいます。
この通変星によって、本人の性格、仕事運などの運の60%が決まります。従って、Aよりもっと大事な星かもしれません。

Cの通変星で、異性運を占います。
あなたの配偶者や恋人にどんな人が来るかを占う場所です。

次に、十二運勢ですが補運ともいいます。
運勢の好・不調、強弱を見ます。
ちょうど人間の一生のようにサイクルになっています。

長生…誕生、芽が出る  運勢:強
沐浴…産湯を使う 中
冠帯…成人になる 強
建禄…給料を貰うようになる 強
帝旺…働き盛り 強
衰 …衰弱してくる 弱
休 …活力がさらに衰える 弱
止 …動きが止まる 弱
暮 …納まる 中
絶 …運気極度に衰える 弱
胎 …母胎に宿る 中
養 …母胎で養われる 中


※ここでは、病を休に、死を止に、墓を暮にそれぞれ読みかえています。


次に、通変星の意味を教えます。

比肩…人と肩を比べる=自意識過剰、自由と独立、自分自身、競争
劫財…財を奪う=自我、紛争、高慢、破滅、暴力、依怙地、剛気
食神…衣食の神様=のんき、グルメ、温和、長生き、横着、保守
傷官…地位、感情を傷つける、不満、理智、革新、焦燥、技術
偏財…流通の財=投機、社交好き、要領がよい、金儲けがうまい
正財…正しい財=名誉、発展、信用、正義、温厚、堅実、守財
偏官…偏った官=先見の明、急進的、独断、反抗、激発、冒険
正官…正しい官=名誉、品位、勤勉、細心、温和、安泰、官僚
偏印…偏った性格=非凡な才能、臨機応変、放慢、副業
印綬…知恵と学問の星=慈悲、円満、質素、地位、名誉、善良



占い好子さんの詳細な命式は以下の通りです。




大運の求め方

命式…生まれながらの先天運に対し、大運…後天運…1年1年ごとの運勢判断後天運には十年ごとに運気が変化する大運(A)と一年ごとに巡ってくる年運(B)とがあります。このAとBとの通変星の組合せによって占います。




















四柱推命の具体的な鑑定内容を教えます!



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